韓国政府は、CPTPP=包括的・先進的な環太平洋パートナーシップ協定への加盟申請について15日、閣議決定し、来週にも国会への報告を行うことになりました。
企画財政部によりますと、15日に書面による対外経済関係閣僚会議を開き、CPTPPへの加盟申請について議決する予定だということです。
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副総理兼企画財政部長官は今月8日、対外経済安全保障戦略会議でCPTPPに関して、「いまの政権下での『加盟申請』、次の政権下での『加盟交渉』という大枠のなかで、被害への支援策や今後の実行計画などを最終的に点検する」と話しています。
政府は対外経済関係閣僚会議での議決後、来週にも国会にCPTPPへの加盟推進計画を報告する方針です。
国会への報告が終われば、本格的に申請の手続きに入りますが、いまの政権でCPTPPへの加盟を申請しても、実際に加盟するまでには短くても1年以上かかる見通しです。
CPTPPは、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からアメリカが脱退したことを受けて、日本、オーストラリア、メキシコなど残る11か国が2018年に発足させた通商の枠組みで、イギリス、中国、台湾などはすでに加盟を申請しています。