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政治

国防部、ウクライナの対空兵器要請に「殺傷兵器の支援は不可能」

Write: 2022-04-11 11:08:21Update: 2022-04-11 11:09:25

国防部、ウクライナの対空兵器要請に「殺傷兵器の支援は不可能」

Photo : YONHAP News

ウクライナが韓国に対し、ロシアの戦闘機やミサイルに対抗するための対空兵器の支援を要請しましたが、韓国政府は「殺傷兵器の支援はできない」として、拒否したことがわかりました。
国防部などによりますと、徐旭(ソ・ウク)国防部長官は8日、ウクライナのレズニコフ国防相と電話会談を行いました。
会談はウクライナ側の要請で行われ、徐長官は、ロシアによる武力侵攻を糾弾し、「民間人虐殺に対する深刻な憂慮」を表明しました。
これに対し、レズニコフ氏は韓国側からの人道的支援に謝意を表すとともに、必要な支援の継続に期待を示したということです。
会談でレズニコフ氏は、ロシアの戦闘機やミサイルに対抗するための対空兵器の支援を要請したもようで、韓国軍の短距離対空ミサイル「神弓(シングン)」を念頭に置いたものとみられています。
「神弓」は、音速の2倍以上の速度で7キロ先の目標を攻撃することができる短距離対空ミサイルで、低高度で接近する敵の航空機の迎撃に主に使われます。
これに対して徐氏は、「韓国の安保状況などを考慮し、殺傷兵器の支援は制限される」という立場を説明したということです。
国防部はウクライナ支援のために防弾ヘルメット・医薬品などの非殺傷用軍需物品を支援しています。
こうしたなか、ウクライナのゼレンスキー大統領が11日午後5時から、韓国国会でオンライン演説を行うことになっており、兵器の支援を改めて要請する可能性があるという見方が出ています。

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