革新系与党「共に民主党」は24日、国会運営を取り仕切る新しい院内代表に朴洪根(パク・ホングン)議員(52)を選出しました。
朴氏は、24日に国会で開かれた議員総会での決選投票で、朴洸瑥(パク・グァンオン)議員を制して当選しました。
朴氏は国会議員3期目で、今回の大統領選では与党候補だった李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事の秘書室長を務めていて、今回の選出により、新しい政権に対するけん制や改革が必要な課題の完遂などを掲げ、「強い野党」を目指す動きを本格化させるものとみられています。
朴氏は選出後のあいさつで、「党の刷新のために献身せよという命令と受け止める。刷新と改革の旗を掲げ、国民の生活の中に入っていく」と述べました。
また、検察改革、マスコミ改革に向けた立法も急ぐ考えを示しました。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)新政権との関係において、牽制と協力のバランスを取っていくのも新しい院内代表に突き付けられた課題で、朴氏は、「新政権の失政と無策は確実に指摘していくが、政略的な反対はしない」と強調しました。
与党の新院内代表選出について、最大野党「国民の力」は、「反対のための反対ではなく、健全な代案を提示してほしい」とコメントし、革新系野党「正義党」は「政治改革に向かって進むための端緒を開いてほしい」としています。