ソウル市は17日、公園や河川施設、バス停留所などの公共の場を禁酒区域に指定するため、条例の改正を進めていると発表しました。
改正案には、ソウル市長が、自治体の庁舎や公園、河川施設、バス停などの公共施設などを禁酒区域に指定できることが定められ、禁酒区域で飲酒した人には10万ウォンの過料を科されるということです。
新型コロナウイルスの感染拡大で都心の公園などでの集まりや飲酒を防ぐ必要性が浮上したことを背景に、ソウル市は、公共の場所を禁酒区域に指定することを検討してきました。
一方、具体的にどの場所を禁酒区域に指定するかは決まっておらず、飲酒の制限に反対する市民も少なくないと予想されることから、ソウル市は、幅広く市民の意見を聞いた上で、禁酒区域を慎重に決める考えです。
この改正案は今月24日に告示され、6月1日の統一地方選で構成される新しい市議会で議決される見通しです。