ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、ウクライナの首都キエフの情勢が緊迫化していることから、キエフにある韓国大使館を一時閉鎖しました。
外交部によりますと、キエフにある韓国大使館の一時閉鎖を決め、韓国大使を含む大使館員全員を安全な地域に退避させているということです。
キエフから離れる意向を示した韓国人6人も一緒に移動しているということです。
外交部は、キエフの情勢が緊迫化し、大使館の機能を果たすことや、職員の安全を守ることが難しくなったため、一時閉鎖を決めたと説明しています。
韓国大使館は状況が落ち着き次第、ウクライナ国内の安全な地域で業務を再開するとしています。
韓国大使館の一時閉鎖により、ビザ発行などの業務は暫定的に中止となったため、緊急にビザ発行が必要な場合は、ポーランドやルーマニアなど近くの国にある韓国大使館に問い合わせるよう案内しています。
外交部は、ポーランドとの国境に近いウクライナのリビウとチェルニブチに設けた臨時の事務所で、韓国人への支援業務を続けるとしています。