政府と与野党が合意した16兆9000億規模の補正予算修正案が国会で成立しました。
国会は21日夜、本会議を開き、当初、政府が提出した14兆ウォンの予算案に対して防疫支援金の対象者や損失補償の補正率を拡大する内容を盛り込んだ修正案を可決しました。
自営業者などに対する支援金2兆ウォンと防疫予算1兆3000億ウォン、合わせて3兆3000億ウォンが増額されました。
これにより当初、自営業者や社会的弱者320万人に300万ウォンが支給される予定だった防疫支援金の対象は12万人拡大され、332万人になりました。
また、自営業者などに対する支援予算を増やし、損失補償の補正率を政府案の80%から90%に引き上げ、特殊技能の資格をもち自律的に働く特殊雇用勤労者やフリーランスに対する緊急雇用安定支援金4000億ウォンも追加されました。
防疫予算1兆3000億ウォンには、生活支援費や有給休暇費1兆ウォン、検査キットに対する支援や感染管理手当てなどが含まれました。
損失補償補正率の過去に遡及しての適用などをめぐっては与野党間で意見に隔たりがあり、協議は難航しましたが、その後、なんとか合意にたどり着けました。
今回の補正予算修正案の増額分3兆3000億ウォンのうち4000億ウォンは予備費で補填するため、総額16兆9000億ウォンのうち2.9兆ウォンが純増の額となります。