元徴用工被害者のパク・ヘオク氏が持病のため、亡くなりました。92歳でした。
市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」によりますと、日本統治時代に三菱重工業に戦時動員されたパク氏が17日、持病のため亡くなったということです。
パク氏は、小学校を卒業した直後の1944年5月に、日本人校長の勧めで名古屋にある三菱重工業の航空機製作所に勤労挺身隊として動員されました。
パク氏を含む被害者5人は2012年に三菱重工業を相手取って損害賠償請求訴訟を起こし、6年後の2018年に最高裁に当たる韓国大法院で勝訴しましたが、日本政府と三菱重工業は謝罪も、損害賠償も行っていません。
この訴訟の原告5人のうち、パク氏を含む3人が死去し、生存者は2人となりました。