文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、外国人投資企業との懇談会を開き、去年の投資誘致額がこれまででもっとも大きかったことについて感謝の意を伝えました。
文大統領は17日午前10時半からおよそ2時間にわたって大統領府青瓦台の迎賓館で外国人投資企業との懇談会を開きました。
文大統領がこうした懇談会を開くのは2019年3月以来およそ3年ぶりです。
懇談会には、半導体、ワクチン、2次電池、未来型自動車、ITなどの外国人投資企業24社が参加しました。
また韓国に駐在するアメリカ、日本、中国、ヨーロッパなどの商工会議所や外国企業協会、政府機関、KOTRA=大韓貿易投資振興公社などが参加しました。
文大統領は懇談会で、「グローバル経済の不確実性が増すなか、去年、過去最大の外国人投資が行われたことは、韓国がそれほど安定的で魅力的な投資先であることを物語っている。韓国を信頼し、投資してくださった外国人投資企業や外国の商工会議所に感謝する」と語りました。
また「韓国政府も、インセンティブの拡大、規制緩和、FTAプラットフォームの拡大などを通じて外国人投資企業を支援していく。皆様が韓国への投資によって夢を叶え、より一層成長することを願う」と述べました。
青瓦台によりますと、外国人投資の誘致額は、文政権下のこの5年間、毎年200億ドルを超え、去年は295億ドルとこれまででもっとも多かったということです。
なかでも世界の外国人直接投資(FDI)が2016年の2.07兆ドルから去年の1.65兆ドルへとおよそ20%減少したのに対して、韓国への外国人直接投資は同じ期間に40%増えたということです。