次期大統領選挙まで残り1か月を切っているなか、中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補は、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補に候補の一本化を正式に提案しました。
安候補は13日、大統領選挙の候補者登録を終えたあと、動画配信サイト「ユーチューブ」で緊急記者会見を開き、政権交代を通じて旧体制の終息と国民の統合を同時に実現するのは、一人の力では難しいと述べました。
そのうえで、野党候補が接戦のすえ勝利しても、影響力のない大統領になる可能性が高いとし、圧倒的な支持を得て勝利を実現するためには、二人の候補者や支持者らをはじめ、国民の同意が得られる合理的な方法で一本化を進める必要があると強調しました。
具体的には、去年のソウル市長選挙の際と同様に国民を対象に世論調査を行い、その結果に基づいて候補を選ぶ方式を提案しました。
そして、一本化に対する自身の立場を明らかにしたとし、あとは国民の判断と選択にゆだねるとしたうえで、尹候補の誠意ある答えを待っていると述べました。
革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補と「国民の力」の尹錫悦候補、進歩系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補も13日、大統領選挙の候補者登録を終えました。