次期大統領選挙が1か月後に迫っているなか、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏と保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が接戦を続けていることを受けて、両陣営から支持率3位の「国民の党」安哲秀(アン・チョルス)氏との一本化の議論が持ち上がっています。
政権交代をねらう国民の力では、尹錫悦氏をはじめ、選挙対策本部などでも一本化に言及していますが、一方で李俊錫(イ・ジュンソク)党代表は「尹錫悦氏が自ら競争力を向上させ一本化なしで勝利すべき」と主張しています。
また、国民の力内部で意見が分かれている隙をねらってか、共に民主党の禹相虎(ウ・サンホ)総括選挙対策本部長は6日、「われわれも安哲秀氏との様々な問題に対して開かれた姿勢でいる」と述べました。
一方、安哲秀氏はこのような与野党の声に対して「誠意がない」として、一本化はせずに選挙を完走する意志を明らかにしました。
次期大統領選の立候補受付は今月の14日ですが、仮に安哲秀氏が候補者登録をしたとしても、投票用紙の印刷が行われる27日の前日までは一本化を行うことができます。