韓国製の自走砲「K-9」をエジプトに輸出することになりました。
防衛事業庁は1日、K-9自走砲のメーカー「ハンファディフェンス」が、エジプト国防部とK-9の輸出契約を締結したと明らかにしました。
契約金額は2兆ウォン台で、K-9自走砲の輸出としてはもっとも大きい規模となります。
K-9自走砲は、国防科学研究所とハンファディフェンスなどが設計の段階から韓国独自の技術で開発した韓国陸軍の主要武器システムです。
射程距離は40キロに達し、1分間に6発発射できるほか、最大速力も時速67キロを超えるということです。
アジア、ヨーロッパ、オセアニア地域に続いて、アフリカ地域としては初めての輸出で、エジプトは韓国を含めてK-9自走砲を運用する9番目の国となります。
防衛産業庁は、「ハンファディフェンスとエジプト国防部の間で行われたおよそ10年にわたる長期交渉によって実現した結果だ」としてうえで、「先月エジプトを公式訪問した文在寅（ムン・ジェイン）大統領とエジプトのシシ大統領による協議を通じて最終妥結のきっかけが設けられた」と説明しました。