KBSが新年を迎えて初めて行った、ことし3月の大統領選挙候補の支持率調査で、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事の支持率が、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長を10ポイント以上,上回ったことがわかりました。
KBSは世論調査会社「韓国リサーチ」に依頼して、今月3日と4日に全国の成人男女1000人を対象に世論調査を行い、5日、その結果を発表しました。
それによりますと、「あす投票するとしたら、誰に一票を投じるか」という質問に対して、「李在明氏」と答えた人は全体の39.1%、「尹錫悦氏」と答えた人は26%と、李氏が尹氏を13.1ポイント上回りました。
続いて中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏が10.6%、革新系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)氏が3.1%でした。
ここで注目すべきは、安氏の支持率です。
安氏の支持率は、尹氏が「国民の力」の公認候補に選ばれた去年11月初めには1桁台にとどまっていましたが、12月から上昇し続け、10%台になりました。
尹氏と安氏の一本化については、全体の42.6%が「必要だ」と答えたのに対して、47.8%が「必要ない」と答え、わずかな差となりました。
一本化が必要だと答えた人に対して、「誰に一本化するか」を尋ねたところ、「尹氏」と答えた人は57.4%、「安氏」と答えた人は36.4%でした。
またことしの大統領選挙で「与党の政権維持が必要だ」と答えた人は40.3%だったのに対して、「政権交代が必要だ」と答えた人は49.5%でした。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントで、詳しい世論調査の結果は、KBSのホームページで確認できます。
★2022年1月18日修正