次の大統領選挙を2か月後に控え、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補の選挙対策委員会は、3日、指導部の大半が辞任し、組織の刷新をはかる方針を示しました。
尹候補の支持率が下落傾向にあるなか、政権交代に向けた苦肉の策とみられます。
韓国リサーチが、先月29日から31日にかけて、全国の18歳以上の1000人を対象に 大統領選候補者の支持率を調査したところ、「共に民主党」の李在明候補は、前回の調査より5ポイント以上上がって39.3%、尹候補は6ポイント近く下がって27.3%でした。
これについて尹候補は、「支持率の低下は、候補者である私が至らないためである。 選挙対策委員会の刷新について多くの方を意見をまとめ、近く結論を出す」と述べました。
尹候補の支持率低下の背景には、選挙対策委員会の人選をめぐっての李俊錫(イ・ジュンソク)党代表との対立や、尹候補の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏が経歴詐称疑惑に問われたことなどがあるとみられます。