文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の恩赦を決めたことについて、「過去の時代の痛みを乗り越え、新しい時代に進まなければならない」として、「過去にとらわれるのではなく、未来に向かって力を合わせるべき時だ」と述べました。
文大統領は、そのうえで、「なによりも国民の統合と謙虚な包容が重要」とし、5年近く服役した朴前大統領の健康状態を考慮したと説明しました。
朴前大統領の恩赦について、与党「共に民主党」は党の公式の立場として、宋永吉(ソン・ヨンギル)代表が「大統領の決定を尊重する」としましたが、一部の議員らは「誤った決定だ」と批判しました。
最大野党「国民の力」は、報道担当の議員名義で論評を出し、「恩赦を歓迎する。国民の大統合のために努力する」としています。
革新系野党「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)大統領選候補は、「ろうそく集会によって当選した大統領が赦免権を行使してはならない」と強く批判しました。
★2021年12月30日修正