中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は13日午前0時までに新たに5817人が確認され、累計で52万3088人になりました。 
1日の新たな感染者は、土日で検査数が少なかったこともあって前日より844人減りましたが、週明けの感染者数としてはこれまででもっとも多くなっています。
重症患者は876で、6日連続で800人台となっています。
新たな変異株、オミクロン株の感染者は24人増えて、合わせて114人になりました。
新型コロナワクチンの接種を完了した人は総人口の81.2%になり、3回目の追加接種は総人口の12.4%となっています。
一方、韓国軍当局は13日から兵士を対象とする3回目の追加接種を始めました。
来月14日まで、希望者に限って接種する方針で、40万人以上が接種するとみられます。
ワクチンを2回接種した人でも感染するいわゆる「ブレイクスルー感染」は韓国軍部隊で1002人となっています。
このため、徐旭（ソ・ウク）国防部長官は、当初今月末としていたすべての兵士を対象とする追加接種の開始日を13日に前倒ししています。
一方、政府は13日、「今週の感染状況を見ながら、医療がひっ迫する場合、社会的対応を強化する方向に特段の措置を検討する」と明らかにしました。
保健当局は今月6日から、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを証明する「ワクチンパス」の適用対象を拡大するほか、私的な集まりの人数をさらに減らすなど、感染対策を強化しています。そして今月10日には、首都圏以外の総合病院に対して病床を確保するよう行政命令を出すなどの対応にも乗り出しています。