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政治

文大統領 北京五輪「外交的ボイコットは検討していない」

Write: 2021-12-13 11:57:45Update: 2022-02-03 10:25:38

文大統領 北京五輪「外交的ボイコットは検討していない」

Photo : YONHAP News

オーストラリアを国賓として訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現地時間の13日、来年の北京冬季オリンピックへの「外交的ボイコット」について、「韓国政府は検討していない」と述べました。 
文大統領は13日、オーストラリアの首都キャンベラでモリソン首相と会談したあと共同記者会見を行い、北京冬季オリンピックについて「アメリカをはじめ、どの国からも、ボイコットに参加するよう勧誘されていない」としたうえで、韓国政府は外交的ボイコットは検討していないことを明らかにしました。
アメリカ、オーストラリア、イギリスなどの国々が相次いでボイコットを宣言していますが、韓中関係を考慮すると、韓国がボイコットに進んで参加する必要はないと判断したとみられます。
文大統領は、「オーストラリアのボイコットは主権国家として自主的に決めた問題であり、韓国はその決定を尊重する。今回のオーストラリアへの国賓訪問は、中国に対する韓国の立場とはまったく関係のないことだ」と話しました。
文大統領は、韓国の対中政策に関する質問について、「韓米同盟が外交と安全保障の根幹だ。しかし、経済的な面では中国との関係も非常に重要だ。韓半島の平和と安定、北韓の非核化に向けて、中国の建設的な努力が求められる」と答えました。
韓米同盟が基本となるが、経済問題や気候変動、感染症などグローバルな課題、ひいては韓半島の非核化など安全保障の懸案を考えると、中国との関係をおろそかにすることはできないということです。
南北、アメリカ、中国が参加する韓国戦争の終戦宣言の構想については、最後まで対話によるアプローチが行われるよう努力していく方針を強調しました。
文大統領は、「アメリカ、中国、そして北韓いずれも、原則としては賛成する意向を示した。ただ、北韓がアメリカの北韓に対する敵視政策の撤回を条件としているため、対話が進まないでいる」と説明しました。
文大統領は「終戦宣言そのものが最終的な目標ではない。終戦宣言が行われるためには、どのような内容を盛り込むか、関係国の合意が必要だ。70年近く続いた不安定な休戦体制の終息という意味に加えて、韓国、北韓、それにアメリカの間の対話の推進力にもなるだろう。南北間、米朝間で早急に対話が行われるよう取り組む」と話しました。

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