政府の感染対策「段階的な日常回復」いわゆる「ウィズコロナ」へのシフトに合わせて、板門店（パンムンジョム）の見学が４か月ぶりに再開されることがわかりました。
韓国と北韓の休戦協定を管理・監督する国連軍司令部と統一部は18日、報道発表文を通じて新型コロナウイルスの感染拡大で７月から中止となっていた板門店の見学を30日に再開すると明らかにしました。
見学ツアーは週４回、１日１回だけが行われ、人数は20人までです。
中止前は１日に２回、最大40人まで受け入れていましたが、ツアーの回数や規模は中止前の半分に縮小されました。
また、ツアーに参加できるのはワクチン接種を終えた人か、３日以内にPCR検査結果で陰性判定を受けた人だけとなっています。
国連軍司令部が管理する非武装地帯（DMZ）の見学は、韓半島の安保状況に対する市民の意識を高め、休戦協定の規定を発信するためのプログラムです。
板門店の見学ツアーは新型コロナの感染拡大で去年12月18日に中止され、ことし４月20日に一部再開されましたが、７月９日に首都圏の感染防止対策「社会的距離の確保」が最高レベルに引き上げられたことで、再び中止となっていました。