警察庁は、韓国警察トップの金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長が16日、独島(トクト=日本でいう竹島)を訪問すると明らかにしました。
警察庁が15日発表したところによりますと、金氏は16日午前、ヘリコプターで独島を訪れ、警備隊員を激励するということです。
警察庁長は独島警備の総責任者で、現職の警察庁長が独島を訪問するのは2009年以降、12年ぶりです。
金氏が独島を訪れる背景には、ことし初め、独島警備隊の隊員全員が一般警察に変わったことがあります。
独島警備隊には主に警察で勤務する義務警察の隊員が配置されていましたが、2023年に義務警察制が廃止されることを受け、ことし3月から一般警察官が配属されています。
警察トップとして独島を訪問したのは2005年3月の許准榮(ホ・ジュニョン)警察庁長が初めてで、当時の外交通商部は「論議を巻き起こす可能性がある」としましたが、許氏は独島を訪問し、警備隊を激励しています。