韓国外交部の余承培（ヨ・スンベ） 次官補は、10日に韓国入りしたアメリカのクリテンブリンク国務次官補と会談し、韓米同盟に基づき、世界的な課題解決に向け引き続き協力していくことを確認しました。
バイデン政権で東アジア・太平洋地域の外交政策を担当するクリテンブリンク氏が、韓国を訪ねるのは就任後初めてで、会談では、韓米関係や韓半島問題、地域情勢など幅広い懸案について意見が交わされたということです。
ソウルのアメリカ大使館は、公式のツイッターに、クリテンブリンク氏と余氏の会談の写真を掲載し、「米韓同盟は差し迫った世界的な挑戦課題に対処できるようにする力だ。双方は、両国間の同盟がインド太平洋とそれ以外の地域で規範に基づく国際秩序を持続的に促進するための方法について議論した」と述べました。
10日から12日までの日程で韓国を訪れたクリテンブリンク氏はこの日、外交部の崔鍾建（チェ・ジョンゴン）第１次官のほか、外交部の李誠浩（イ・ソンホ）経済外交調整官、産業通商資源部の鄭大鎮（チョン・デジン）次官補など、韓国政府の高官と相次いで会談しました。
クリテンブリンク氏は、来年の大統領選挙の与党「共に民主党」の公認候補である李在明（イ・ジェミョン）氏と最大野党「国民の力」の公認候補、尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏ともそれぞれ面会する予定です。