最大野党「国民の力」の政党支持率が46%となり、これまででもっとも高くなったことがわかりました。
世論調査会社リアルメーターはニュースチャンネル「YTN」の依頼を受けて今月1日から5日まで全国の成人男女2500人あまりを対象に世論調査を行った結果を8日、発表しました。
それによりますと、「国民の力」の支持率は先週に比べて3.4ポイント上昇して46.0%だったということです。
それまでの最高は、先週の42.6%で、記録を塗り替えました。
これは、来年の大統領選挙の公認候補が尹錫悦(ユン・ソンニョル)前検察総長に決まったことが影響したとみられます。
これに対して、与党「共に民主党」の支持率は先週に比べて4.0ポイント下落して25.9%と、いまの政権が発足して以来、もっとも低くなりました。
「国民の力」と「共に民主党」の支持率の差は20.1ポイントで、「国民の力」が発足して以来、もっとも大きくなりました。
これは、公認候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事の不正疑惑などが影響したとみられます。
とりわけ今回の世論調査では、若い世代で保守系政党「国民の力」への支持率が目立って上昇し、注目を集めています。
「国民の力」の支持率を年齢別に見ますと、20代では先週より5.2ポイント上昇して50.8%と、20代の半数以上が支持していました。
30代では2.9ポイント上昇して41.8%、60代では3.7ポイント上昇して52.7%、70代以上では1.2ポイント上昇して52.5%となっています。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政運営に対する支持率は、先週に比べて4.5ポイント下落して34.2%と、ことし4月の第4週以来もっとも低くなりました。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±2.0ポイントです。世論調査の詳しい内容は、中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。