最大野党「国民の力」は、来年の大統領選挙を争う候補者選びの最後の討論会を終え、5日の公認候補決定に向けて1日から党員投票が始まりました。
31日に行われた最後の討論会で各候補の主張で焦点となったのは、与党「共に民主党」の公認候補李在明(イ・ジェミョン)氏に打ち勝つための「本選での競争力」でした。
そのうち尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏は、検事出身であることを全面に出し、自分こそ李在明氏をめぐる不正疑惑などを解明する適任者だとアピールしました。
洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏は、李在明氏について、ポピュリズム政策を推し進めたベネズエラのチャベス前大統領と同じだと批判し、ベネズエラのようにならないためには自分を選んでほしいと訴えました。
劉承ミン(ユ・スンミン)氏は、共に民主党が、道徳性や政策の面で戦いにくい相手として自分を挙げたとアピールしました。
元喜龍(ウォン・ヒリョン)氏は、李在明氏をよくわかっている人でないと戦えないとして、自分ほどよくわかっている人はいないと強調しました。
「国民の力」は1日から党員投票を始め、3日と4日に国民世論調査を行ったうえで、5日に公認候補を選出します。