アメリカの製薬大手、メルクなどが開発を進める新型コロナウイルスの治療薬について、政府は製薬会社側と2万人分の供給契約を結んだと明らかにしました。
新型コロナの治療薬を巡っては、アメリカのメルクやファイザー、スイスのロシュなどの製薬大手が開発を進めています。
このうちメルクが開発する「モルヌピラビル」は、最終段階の臨床試験を今春から始めていて、今月中に臨床試験を終え、来月にもアメリカのFDA=アメリカ食品医薬品局に緊急使用許可を申請する方針です。
メルクの「モルヌピラビル」は、1日2回、5日間服用し、体内でウイルスの増殖を抑え、重症化を防ぐ効果があるとされます。
政府は、これらの飲み薬を、重症患者や重症化するリスクが高い人を対象に使用する方針です。