菅首相の後任を選ぶ自民党総裁選挙で岸田文雄（きしだ・ふみお）前政調会長が当選したことについて、大統領府青瓦台は、両国の未来志向の関係発展に向けて協力していくとの立場を示しました。
青瓦台の関係者は29日、自民党総裁選の決選投票の結果が報じられた直後、記者団に対し、「韓国政府は、新しく船出する日本の内閣とともに、両国の未来志向の関係発展に向けて協力していきたい」と述べました。
日本では、菅義偉首相の後任を選ぶ自民党の総裁選挙が29日行われ、決選投票の結果、岸田文雄前政調会長が新たな総裁に選出されました。
岸田氏は、第２次安倍内閣でおよそ４年８か月間にわたって外相を務め、2015年の韓日両政府による慰安婦合意を導いた人物です。
保守派の政治家が多い自民党内でハト派として評価され、安全保障分野では韓国との協力が重要だとの考えを強調しています。
岸田氏は、来月４日に召集される臨時国会での首班指名選挙で、100代目となる首相に選出され、新内閣の組閣に着手する見通しです。