ソウルと東京で、ほぼ交互に開いている文化交流イベント「韓日交流おまつり in Tokyo」が11日、去年に続いて今年もオンラインで開かれました。
「韓日交流おまつり in Tokyo」は今年で13回目、一方のソウルでのイベントは17回を数えています。
そして今年のスローガンは「会えなくても、ともに歩もう」、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて、11日、オンラインで開かれた「おまつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、事前に撮影された映像と、東京の韓国文化院で行われたプログラムをナマ中継する方式で進められました。
開会のあいさつに立った姜昌一(カン・チャンイル)日本駐在韓国大使は、「交流は続けることに大きな意義があります。来年は皆さんと直接会って、あいさつできることを切に願います」と述べました。
また日本側の実行委員長を務める佐々木幹夫日韓経済協会会長は、「民間交流を重ねることが、韓日両国の文化交流や、さまざまな分野での関係構築、未来志向の関係発展につながることを心より願います」と述べました。
このおまつりは、日本の政治家が両国関係の改善に向けた思いをアピールする機会でもありましたが、オンラインの行事になってからは、政治家からのメッセージは途絶えてしまいました。ことしの行事にも、日本政府関係者や政治家の姿は見られず、ビデオメッセージなども送られませんでした。
おまつりは、韓国伝統打楽器の公演、韓日交流クイズ大会、K-POPメドレー、K-POPダンスのレッスンなど、日本人を対象に韓国文化を伝える文化行事を中心に行われました。