李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は、気候変動の危機を乗り越えるには南北が連携して対応する必要があるとして、北韓に対話を呼びかけました。
李仁栄統一部長官は、8日、ソウルで開かれた「韓半島のカーボンニュートラルに向けた南北協力策シンポジウム」に出席し、「南北は、一つの気候・環境・生態系の共同生活圏でつながっており、切っても切れない関係だ」として、韓半島の気候変動に韓国と北韓が協力して対応しなければならないと強調しました。
具体的な協力策として、韓半島の気候変動をモニタリングする南北気象協力の推進や、軍事境界線付近の地域を中心とした災害を統合管理する新しいシステムの構築などを提言しました。
李長官は「南北対話が中断して朝鮮半島平和プロセスも進展していない状況だが、南北の立場の隔たりは、朝鮮半島の生命と安全のための議論をさえぎる理由にならない。南北が一日も早く対話と協力の場で会うことを期待する」と述べ、北韓に対話を呼びかけました。