来年3月の次の大統領選挙への出馬を表明している元首相で与党 「共に民主党」の前の代表、李洛淵(イ・ナギョン)氏が 、国会議員を辞職する意向を表明しました。
李洛淵氏は8日、記者会見し「共に民主党と民主主義の価値を守るため、国会議員の職を捨てて政権の再創出に乗り出す決心をした。全てをなげ打って政権再創出を成し遂げることで、共に民主党と韓国への借りを返す」と述べました。
次期大統領選挙まで残り半年となるなか、共に民主党では公認候補を選ぶ党内選挙が地域ごとに行われていて、初戦と第2戦が行われた忠清道(チュンチョンド)では、李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が得票率54%と、李洛淵氏の28%を大きく引き離しています。
与党予備選挙でライバルの李在明氏に惨敗した李洛淵氏は、国会議員を辞職することで、公認争いに集中し、支持層固めをはかりたい考えです。
共に民主党は10月上旬に公認候補を決める予定です。