来年の大統領選挙に向けた与党「共に民主党」の公認候補者選びのための地域巡回投票が続いていますが、1回目の選挙人団投票が勝敗を分けるものとみられ、候補者は総力戦で臨んでいます。
地域巡回投票は先月31日に大田(テジョン)市と忠清南道(チュンチョンナムド)からスタートし、今月1日の世宗(セジョン)市・忠清北道(チュンチョンブクト)で2回目の投票が行われましたが、いずれも李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が半数以上の得票率で圧勝しています。
これについて李在明氏の陣営は、「世論のバロメーターとされる忠清道で過半数の支持を得たのは、本選での競争力を裏付ける」として勝利に自信を示しています。
また党費を納めていない一般党員や国民を対象とする選挙人団投票は、3回にわたって行われますが、8日から12日まで行われる1回目の選挙人団投票に64万人あまりが参加するため、この時点で選挙結果がある程度見えてくるものとみられています。
また1回目の選挙人団投票の結果は、今月25日に行われる、共に民主党の地盤、全羅道(チョンラド)での投票にも影響を及ぼすものとみられています。
このため共に民主党の6人の候補者は、8日からの1回目の選挙人団投票に総力戦で臨むことにしています。
★2021年10月7日修正