新型コロナウイルスの感染者が増え続けていることから、政府は感染対策の「社会的距離の確保」の現行レベルを、さらに1か月間延長することになりました。
感染対策「社会的距離の確保」は、現在、首都圏ではもっとも高い第4段階に、首都圏以外では上から2番目の第3段階となっていますが、政府はこれを10月3日までさらに1か月間延長することを決めました。
しかし「外出自粛」の呼びかけが長期化するにつれて精神的に疲れを感じる、いわゆる「コロナ疲れ」を感じる人が増えていることや、新型コロナワクチンの接種率が上がっていることから、一部の措置は緩和することにしました。
まず首都圏の場合、飲食店やカフェの営業終了時間が午後9時となっているのを午後10時まで1時間延長します。
また私的な集まりは4人まで可能とされていましたが、新型コロナワクチンの接種完了者2人を含めて6人まで可能としました。
また秋夕(チュソク)の連休をはさんだ今月17日から23日までの間は、自宅の場合、ワクチン接種完了者4人を含め8人までを可能とします。
これによって首都圏以外の場合は、この期間、自宅を含むすべての施設で、接種完了者4人を含め8人までが集まることができます。
一方、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの新たな感染者は6日、全国で1375人が確認され、累計では26万1778人となりました。
新たな感染者1375人のうち、国内での感染は1351人、残りの24人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル462人、京畿道(キョンギド)398人、仁川(インチョン)80人と、首都圏で全体のおよそ70%を占めました。
死者は6人増えて、合わせて2327人になり、韓国全体の致死率は0.89%となりました。