釜山(プサン)大学は24日、不正入学の疑惑がもたれている曺国(チョ・グク)前法相の娘、チョ・ミン氏について、釜山大学医学専門大学院に入学した際に不正があったとして、入学を取り消すことを決めたと発表しました。
釜山大学はこの日、会見を開き、学校の内部調査とチョ・ミン氏の母親、チョン・ギョンシム被告の控訴審判決などを総合的に検討した結果、チョ・ミン氏の医学専門大学院の入学を取り消すことに決めたと明らかにしました。今後、本人への聴聞を経て、最終的な処分を決めるということです。
チョ・ミン氏の不正入学をめぐっては、母親のチョン・ギョンシム被告の控訴審判決で、チョ・ミン氏の入学試験の際に偽造した表彰状を提出したなどの罪が認定され、チョン・ギョンシム被告に懲役4年の実刑が言い渡されました。
チョ・ミン氏は現在、医師国家試験に合格し、研修医として勤務していますが、入学の取り消しで、医師免許も剥奪される可能性があります。これについて、釜山大学は「医師免許については、大学が決めることではなく、保健福祉部の決定にかかっている」と話しています。