外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官は4日(現地時間)、イラン外務省のアッバス・アラグチ次官と会談し、韓国国内に凍結されているイランの資金問題など両国の懸案について議論しました。
外交部によりますと、エブラヒム・ライシ大統領の就任式に参加するためにイラン・テヘランを訪れた崔次官はアラグチ次官と会談し、韓国は凍結資金問題の解決のために努力してきたことを強調し、ライシ新政権発足後も両国関係の強化のために協力することを望むと明らかにしました。
また、来年の国交60周年を機にさらなる交流拡大を希望する意向を伝え、イランの外相を韓国に招待しました。
これに対しアラグチ次官は、イラン新政府との友好関係のための韓国側の意志と努力を評価し、資金凍結問題が早急に解決することを期待していると改めて強調しました。
今回の会談で両次官は、イラン核合意(JCPOA=包括的共同行動計画)の復活に向けた交渉の動向に関して意見交換し、両国関係の発展のためにも核合意を復活させることが重要であるという共同認識のもと、緊密にコミュニケーションをとり続けることで合意しました。
一方、崔次官は、同じく就任式へ参加するためにテヘランを訪れているEU=欧州連合のエンリケ・モラ対外活動庁事務次長とも面談し、イラン核合意復活に向けた持続的な協力を行っていくことで合意しました。