アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾に海賊対策のため派遣されている韓国海軍の駆逐艦 「文武(ムンム)大王」で、新型コロナウイルスの集団感染が発生し、これまでに68人の感染が確認されました。
国防部によりますと、18日現在、PCR検査を受けた乗組員301人のうち、これまでに結果が出た101人中68人の感染が確認されたということです。まだ結果が出ていない200人の中からも、今後さらに感染者が出る恐れがあります。
駆逐艦は、韓国でワクチン接種が始まる前の今年2月に出航したため、全員ワクチンを接種していません。
国防部は18日午後、駆逐艦の乗組員全員を韓国に帰国させるため、韓国空軍の輸送機2機を現地に派遣したということで、輸送機の現地への到着と駆逐艦の入港が順調に進めば、乗組員らは韓国時間の20日午後、帰国する予定です。