先月、最大野党「国民の力」の新たな代表に就任した李俊錫(イ・ジュンソク)氏は8日、韓国駐在の相星孝一日本大使と面談し、「両国が謙虚な姿勢で歩み寄れるよう努力していきたい」と呼びかけました。
李代表はこの日、国会で相星大使と面談し「隣国として韓日関係の改善に向け協力すべきことが多い」として、「これまで両国の間では歴史問題など意見が対立している部分があったが、お互い謙虚な姿勢で歩み寄れるよう努力していきたい」と述べました。
これに対し、相星大使は「韓国と日本は主要な隣国であり、韓日、韓米日の関係は地域の平和と安全において大事な関係であると考えている」としたうえで、引き続き韓日関係に関心を持ってほしいと呼びかけたということです。
この日の面談の話題では、日本政府が東京電力福島第1原発の汚染処理水の海洋放出を決めたことについては取り上げられなかったということです。
先月、国民の力の代表に就任した李氏は、今月6日ラプソンアメリカ大使との面談しているほか、近く邢海明(けい・かいめい)中国大使とも面談を予定しているなど、主要国の大使との面談を精力的に進めています。