中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は7日までに新たに1212人が確認され、累計で16万2753人になりました。
週末に検査件数が減少する影響で、週明けに感染者が比較的減少し、中盤から急増する傾向がありますが、これを踏まえても異例の数で、ことし4月下旬から始まった流行の「第4波」が、「大流行」の水準にまで拡大している状況です。
1日の新たな感染者は、前の日より466人増えました。流行の「第3波」が続いた去年の年末に記録した1240人に次いで2番目に多い数で、194日ぶりの1200人台突破となりました。
1日の新たな感染者1212人のうち、国内での感染は1168人で、海外からの入国者は44人でした。地域別には、ソウル577人、京畿道(キョンギド)357人、仁川(インチョン)56人と、首都圏だけで全体の84.8%の990人に上りました。
首都圏で1日の感染者が900人台を記録したのは、去年1月20日に国内で初めて新型コロナの感染者が確認されて以降、初めてとなります。
重症患者は155人、死者は1人増えて合わせて2033人で、韓国の致死率は1.25%になりました。
一方、首都圏を中心に新型コロナの感染が拡大しているの受け、政府は首都圏に適用している感染防止対策「社会的距離の確保」の現行措置を一週間延長することにしました。
中央災害安全対策本部は7日、首都圏に適用する予定だった新たな基準の「社会的距離の確保」措置の実施を1週間先延ばしにし、今月14日まで従来の第2段階を適用すると明らかにしました。
これによって、ソウルと京畿道、仁川地域では、今月14日まで直系家族を除いて5人以上の私的な集まりが禁止となるほか、食堂やカフェなど多くの人が利用する施設の利用は午後10時までとなります。