アメリカの北韓担当特別代表に新しく就任したソン・キム国務次官補代行が、19日から23日までの日程で韓国を訪問することになり、これに合わせて北韓問題を担当する韓米日3か国の高官協議を開くことで調整していることが、16日、明らかになりました。
韓国外交部によりますと、ソン・キム特別代表の韓国訪問に合わせて、日本外務省の船越健裕(ふなこし・たけひろ)アジア大洋州局長も韓国を訪問する予定で、韓国の魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長を交えた韓日米の3か国の高官による会合が開催される見通しです。
外交部は、訪問の目的について、対話と外交を通じた北韓へのアプローチを模索するという「韓米首脳会談の合意内容を速やかに実行に移すため」と説明しました。
一方、ソン・キム対北韓特別代表が、訪韓中に板門店(パンムンジョム)を訪ね、北韓と接触を図る可能性があると、日本のメディアが報じたことについて、外交部は、「そのような日程の調整は進んでいない」と否定しました。