外交部は、今月15日までとしていたすべての国と地域に対する「特別旅行注意報」を、来月15日までに、さらに1か月延長することを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、去年3月に政府が発令した特別旅行注意報は、これまで毎月延長されています。
旅行警報は、「旅行注意」「旅行自粛」「撤収勧告」「旅行禁止」の4段階があり、「特別旅行注意報」は、緊急の危険に対して短期的に出されるもので、レベル2の「旅行自粛」とレベル3の「撤収勧告」の間、具体的には旅行の中止や延期の勧告にあたります。
今回の決定について、外交部は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、多くの国で行われている入国禁止や入国制限措置、航空便の運航中止などが続いている状況を踏まえたものだと説明しました。
一方で、外交部は、ワクチンの接種を完了した人を対象に、7月から、感染状況が安定している国への団体での旅行などを許可することを検討しているとして、7月15日になる前に特別旅行注意報を部分的に解除する可能性があるとしています。