韓国、アメリカの空軍と日本の航空自衛隊が参加する合同演習「レッドフラッグ」がアメリカ・アラスカ州で現地時間の10日から始まったもようです。
アメリカのインド太平洋軍司令部が現地時間の11日、明らかにしたところによりますと、「レッドフラッグ」が現地時間の10日からアメリカ・アラスカ州で始まり、今月25日まで続くということです。
レッドフラッグ演習は、アメリカ空軍が主導して1975年に始まったもので、当初は戦闘機などを持っていない武装勢力との戦闘を想定して行われましたが、10年ほど前からは地対空ミサイルなど防空網を備えた敵との戦闘を想定して行われています。
韓国は2013年からこの演習に参加してきました。
今回の演習には、1500人あまりの兵士と航空機およそ100機が動員され、参加国の飛行戦術や連合作戦の手順などの演習を通じて、相互運用性の向上を目指します。
韓国空軍は、今回の演習にF-15K戦闘機と輸送機などを送っていて、韓国の戦闘機が参加するのは2018年以降3年ぶりとなります。
今回の訓練は、ことし3月にソウルで開かれた韓米両国の外交・国防長官による「2+2会合」で、韓日米3国の安全保障協力が強調されてから初めて実施される3か国の合同演習ということで注目を集めています。