文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、G7サミット=主要7か国首脳会議の拡大会議で、自由貿易と開かれた経済に向けた国際連携の必要性を強調しました。
文大統領は現地時間の13日、「開かれた社会と経済」をテーマに行われたG7サミット拡大会議の第2セッションに参加しました。この会議はG7の首脳をはじめ、ゲスト国として参加した4か国の首脳、そして国連のグテーレス事務総長などが参加しました。
文大統領は、民主化を成し遂げた韓国の経験と、開かれた社会に向けた取り組みを紹介したうえで、人種差別や過激主義などの脅威に対して、より強力に対応する必要があると主張し、これを実現するためには、開かれた経済が重要だと強調しました。
そして、今後韓国は、新南方政策と開発協力事業などを通じて、ほかの国々の民主主義の強化に取り組むと明らかにしました。
第2セッションに参加した首脳らは、自由で公正な貿易と開かれた経済の促進の重要性で意見が一致したということです。
大統領府青瓦台は、「韓国経済は対外貿易の依存度が高く、企業も自由貿易を生存の基盤としている」とし、「自由貿易の重要性についてのメッセージを強調した今回の会議が、韓国企業の海外での活動にプラスに働く」と評価しました。