文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、イギリスのジョンソン首相と電話で会談し、両国の懸案や関心事について意見を交わしました。
大統領府青瓦台が3日明らかにしたところによりますと、電話会談は11~13日にイギリスで開かれるG7サミット=先進7か国首脳会議を前に、議長国のイギリス側の要請により開かれ、およそ30分間行われました。
ジョンソン首相は1月に文大統領に親書を送り、G7サミットに韓国を招待しており、文大統領は会談で、招待に謝意を伝え、「新型コロナの克服、経済回復、気候変動への対応などグローバル懸案解決のためのG7サミットの議論に積極的に参加する」と述べたということです。
これに対してジョンソン首相は、「G7に対する貢献の意思を歓迎する」とし、「韓国をはじめとするゲスト国が今回の首脳会議で保健や気候変動など主なグローバル懸案に対する多様な見解を提供し、議論の幅を広げる役割を担うことを期待する」と述べました。
ジョンソン首相はそのうえで、「韓国はイギリスの重要なパートナーで、韓国との貿易拡大に強い意欲を持っている」と強調しました。
文大統領は、先の韓米首脳会談の結果を説明し、「韓半島の非核化と恒久的平和構築のための努力を続けていく」とし、国連安全保障理事会の常任理事国であるイギリスの支持を呼びかけたのに対して、ジョンソン首相は「北韓が早期に対話の場に復帰するためにできる支援策を考えたい」と応じたということです。