新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、保健当局は、予約のキャンセルなどで余ったワクチンについては、60歳以上が優先的に接種を受けられるようにする方針を示しました。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団は2日の記者会見で、10日から20日までの期間で接種を行うアメリカ製ワクチンの「ヤンセン」について、予約のキャンセルなどでワクチンが余った場合、60歳以上の高齢者が優先的に接種を受けるようにする方針を示しました。
ヤンセンは1日に、30歳から60歳までの予備役や民間防衛隊員、国防・外交分野の関係者などを対象に予約を受け付け、受付開始から18時間で、90万人の予約枠がすべて埋まりました。
また、高齢者と慢性呼吸器疾患の重症患者を対象に接種が行われているアストラゼネカ製ワクチンについて、接種が終了する19日以降、余ったワクチンは、60歳以上であれば、医療機関を訪問するか電話で予約することで、優先的に接種を受けられるようにする方針を示しました。
60歳以上の高齢者のみ、医療機関訪問や電話予約を通じて、余ったワクチンの接種を受けられるようにするとのことですが、60歳未満の人は、IT大手「ネイバー」と「カカオ」スマートフォンのアプリケーションを通じて、余ったワクチンを照会し、予約できるということです。