与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は2日、曺国(チョ・グク)元法務部長官の娘の不正入学疑惑をめぐり「多くの若者を失望させ、若者たちの傷ついた心を察することができなかったことを改めてお詫びする」と述べ、公式に謝罪しました。
そのうえで、「果たして自分の問題と子どもの問題において、原則を守ってきたか痛烈に反省する必要がある」と強調しました。
また、「曺元長官の裁判など法的問題については、結果を見守るべきだ」としながらも、「公正の価値が損なわれた」と述べました。
ただ、検察の捜査基準は、曺元長官と尹錫悦(ユン・ソギョル)前検察総長、そして検察の家族にも同じく適用されるべきと強調しました。
4月のソウルと釜山の市長補欠選挙で与党が惨敗し、共に民主党は国民からの信頼回復に努めているなかで、曺元長官の回顧録が出版され、公正性の問題に関する議論が再び巻き起こっていることを重く受け止めているものとみられます。
宋代表はまた、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長と呉巨敦(オ・ゴドン)前釜山市長のセクハラ問題について改めて謝罪し、LH=韓国土地住宅公社の職員らによる不動産投機事件について厳罰をもって対処すると約束しました。