環境ビジネス分野の国際官民連携ネットワーク「P4Gサミット」が、30、31両日にソウルで開催され、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と主要国の首脳クラス、国際機関のトップ合わせておよそ60人が出席します。
サミットは、「包容的なグリーンリカバリーを通じたカーボンニュートラル・ビジョンの実現」をテーマに開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンライン会議形式で行われます。
文大統領をはじめとする首脳級によるセッションと、政府、国際機関、企業、市民社会、学界の専門家らによるセッションが予定されています。
P4G＝グリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップは、官民のパートナーシップによって気候変動への対応と持続可能な発展目標の達成に取り組むグローバル協議体で、2018年にデンマークで初のP4Gサミットが開催され、今回が2回目となります。
文大統領は30日に会議の開幕を宣言し、31日のセッションでは環境に配慮した経済回復を目指すグリーンリカバリーに関する会議の議長を務めます。
サミットの閉会に際して会議の成果をまとめた「ソウル宣言」が採択される予定です。
青瓦台の報道官は28日の会見で、「今回の会議をきっかけに、韓国企業が低炭素グリーン経済分野で競争力を強化できると期待している」と述べました。