日本駐在韓国大使館によりますと、日本駐在の姜昌一(カン・チャンイル)韓国大使の天皇への信任状奉呈式が24日午前、日本の皇居で行われました。
姜大使は、天皇に文在寅(ムン・ジェイン)大統領からの挨拶を伝え、「韓日関係をより高い水準に発展させるために最善を尽くしたい」と抱負を語りました。
日本駐在韓国大使館は「姜大使は今後、日本国内で『駐日本大韓民国特命全権大使』という資格ですべての外交活動が可能となる」と説明しました。
ことし1月22日に着任した姜大使の信任状奉呈式は、着任からおよそ4か月で行われたことになりますが、これまでの前任者と比べるとやや遅く、南官杓(ナム・グァンピョ)前大使は着任11日目に信任状を奉呈しました。
それ以前は通常、着任から30日から50日後に信任状奉呈式が行われました。
姜大使は当初、先月8日に信任状を奉呈する計画でしたが、足をけがしたため日程を延期したということです。
一方、日本駐在韓国大使は、着任後に首相や外相などとそれぞれ面談するのが慣例ですが、姜大使はこれまで、菅首相、茂木外相どちらとも面談を行っていません。
このため、今回の信任状の奉呈を機に、菅首相や茂木外相との面談が行なわれるかどうかに注目が集まっています。