アメリカを訪れている韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、現地時間の21日午後、ホワイトハウスでアメリカのバイデン大統領と初の対面会談を行い、新型コロナウイルスの流行状況を受け、韓米間でワクチン協力を強化することでも一致しました。
首脳会談後に行われた記者会見で、文大統領は、「アメリカが韓国に新型コロナウイルスのワクチンを支援することを約束した」と明らかにし、感謝の意を表明しました。  
バイデン大統領によりますと、具体的には、現在韓国駐留アメリカ軍とともに勤務している韓国軍55万人にワクチンを支援することを決めたということです。
さらに、今回の韓米首脳会談をきっかけに韓国企業のアメリカへの大規模な投資も発表されました。
バイデン大統領は、「サムスン電子やSK、LGなどがあわせて44兆ウォンをアメリカに投資すると約束した」と発表しました。
その上で「こうした投資は、アメリカに質の良い雇用をもたらす」と喜び、記者会見に同席した韓国企業の代表にもその場で感謝の気持ちを伝えました。
サムスン電子やSKハイニックス、SKイノベーション、LGエネルギーソリューションなどは、韓米首脳会談に合わせて訪米し、アメリカに新工場や研究センターを設立するなど、合わせて44兆ウォンを投資すると発表しています。