WHO=世界保健機関の年次総会への台湾の参加をめぐって、韓国政府は、台湾の参加を支持することを表明しました。
WHOの年次総会は、5月24日から6月1日にかけて、オンライン形式で開催される予定ですが、台湾は、中国の反対により、2017年以降参加を認められていません。
台湾の参加をめぐって、外交部は、新型コロナウイルスが世界的に流行している状況で、台湾だけでなく、WHOの加盟国でなくても、できるだけ多くの国が参加することが重要であるとして、WHO総会への台湾の参加を支持しました。
アメリカや日本などのG７＝主要7か国が5日、共同声明を出し、台湾のWHO総会への「意義ある参加」を支持すると明記するなど、世界各国で、台湾の参加を支持する声が上がっている一方、中国政府は６日、記者会見で、WHO総会は「『一つの中国』の原則に従って執り行われるべきだ」と述べ、台湾の参加に反対する姿勢を改めて強調しているため、台湾の参加はことしも不透明となっています。