韓米首脳会談のためにアメリカに向かった文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、現地時間の19日、ワシントンに到着し、訪問日程をスタートしました。
文大統領は最初の日程として韓国時間の20日夜、ワシントン近郊のアーリントン国立墓地を訪れ、献花を行う予定です。
文大統領がワシントンを訪れるのは就任後4回目ですが、アーリントン国立墓地に訪れるのは今回が初めてです。
文大統領はまた、同じ日にペロシ下院議長を含め下院議員らと懇談会を開き、韓米関係の発展方策をはじめとする両国共通の関心事項について意見交換する予定です。
バイデン大統領との首脳会談は、アメリカ訪問3日目の22日未明に行われます。
両首脳は会談で、アメリカの新たな対北韓政策を基に、韓半島の非核化に向けた解決策を模索し、新型コロナウイルスワクチンに関する協力方策などを議論する予定です。
また、半導体や電気自動車用バッテリーなど技術分野での協力やインド太平洋地域における外交案件も議題として取り上げられるものとみられます。
文大統領は4日目の22日、ジョージア州アトランタに移動し、SKイノベーションのバッテリー工場を見学したあと、帰国する予定です。