文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、アメリカのバイデン大統領との初の韓米首脳会談を行うため、19日午後、ソウル空港からアメリカに出発します。
大統領府青瓦台によりますと、文大統領は、アメリカのバイデン大統領の招きで、19日から22日まで、アメリカ・ワシントンを訪れます。
バイデン大統領と対面で会談する外国首脳は、菅義偉首相に続き、文大統領が2人目となります。
また、文大統領の海外訪問は、2019年12月に韓日中首脳会談に参加するため中国を訪問して以来となります。
韓米首脳会談は、韓国時間の22日未明に開かれます。
通訳だけが同席する単独会談に続き、拡大首脳会談も開かれ、会談の結果は、共同記者会見を通じて発表されます。
会談では、アメリカの対北韓政策への連携方案について突っ込んだ議論が行われるものとみられます。
青瓦台高官によりますと、韓半島の非核化に関する共同声明に具体的にどのような表現を盛り込むかについて、現在も韓米が協議を行っているということです。
ワクチンをめぐる協力も首脳会談での重要な議題となります。
文大統領は、ワシントンでの日程を終えたあと、アトランタに移動し、韓国のSKイノベーションが現地に開設した電気自動車のバッテリー工場を視察する日程も調整しているということです。
青瓦台関係者はまた、文大統領が訪米期間中にアメリカの製薬会社と韓国企業の間で行われるワクチン関連の投資協約の調印式にも出席する日程も検討していると明らかにしました。
文大統領は、3泊4日の日程を終えたあと、23日午後に帰国する予定です。