文在寅(ムン・ジェイン)大統領から海洋水産部長官候補に指名されていたパク・ジュニョン氏は13日、候補から辞退することを書面で明らかにしました。
この中でパク候補者は、問題となっている配偶者の「陶磁器密輸問題」などに触れながら、「公職候補者としての高い道徳性を期待する国民の目線からみて、長官就任は相応しくないという点は否定し難い」と述べ、謝罪の意を表明しました。
パク候補者は、人事聴聞会の過程で、配偶者が関税法を違反して大量の陶磁器などを国内に持ち込み、このうち一部を小売業者として登録せずに違法に販売した疑いが浮上し問題となっていました。
これに先立って、パク候補者だけでなく、イム・ヘスク科学技術情報通信部長官候補、ノ・ヒョンウク国土交通部長官候補についても、野党だけでなく与党の一部でも候補者として不適切だという声が出ています。
文在寅大統領は、3人の候補者に対する人事聴聞会の報告書を14日までに送るよう再度、国会に要請し、任命を強行する意向を示していましたが、結局パク候補者は自ら辞退する形となりました。