去年10月に死去したサムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が生前に集めていた美術品2万3000点あまりが6月から順次公開されます。
政府は28日、6月から特別展示を開き、李健熙会長の遺族が国営の美術館に寄贈した美術品2万3000点あまりを順次公開すると発表しました。
政府は、美術品の数が膨大であるため、新たに美術館を設立する方針も検討しているとのことです。
李会長が収集していた美術品には、朝鮮王朝時代の画家、鄭ソン(チョン・ソン)の「仁王霽色図」や金弘道(キム・ホンド)による「秋声賦図」などの韓国の国宝や宝物に指定されている名画のほか、モネ、ピカソ、ルノワールなどの西洋画がなどがあります。
黄熙(ファン・ヒ)文化体育観光部長官は、今回の寄贈をきっかけに、文化財の寄贈が活性化する可能性があると、期待を示しました。