文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、この日の「植樹の日」にあたりソウル複合火力発電所で開かれた記念行事に参加し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現に向けた意志を強調しました。
文大統領は行事に参加するなかで、カーボンニュートラルを実現するために「2050年までに30億本の木を植えて、より多くの温室効果ガスを吸収する」という計画を紹介しました。
この日、文大統領が植えた木は韓国で「辛抱」という花言葉を持つチョウセンヒメツゲで、大統領府青瓦台は「新型コロナウイルスを克服する意志が込められている」と説明しました。
文大統領が訪れたソウル複合火力発電所は、韓国初の石炭火力発電所「唐人里(タンインリ)発電所」1号から5号があった場所で、これらは2015年までに段階的に閉鎖され、敷地の地下に大容量発電所のソウル複合火力発電所が建設されました。
文大統領は去年の植樹の日にも、山火事で大きな被害を受けた江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)を訪れ、木を植えました。