中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は5日までに新たに473人が確認され、累計で10万5752人になりました。
1日の新たな感染者数は前の日までの5日間は500人台が続き、去年11月中旬以降、本格化した第3波の流行は、5か月後のいまも終息が見えない状況です。
新たな感染者473人のうち、国内での感染は449人で、残りの24人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル149人、京畿道(キョンギド)108人、仁川(インチョン)19人と首都圏で276人と、全体の61.5%を占めました。
釜山(プサン)46人、大邱(テグ)22人、慶尚北道(キョンサンブクト)20人など、首都圏以外でも合わせて173人と、全体の40%近くに上り、第4波の流行が懸念されています。
死者は4人増えて合わせて1748人になり、韓国の致死率は1.65%になりました。
ところで、政府の感染対策は、5日からはさらに強化され、違反した場合は過料が科せられます。
飲食店やカフェのような飲食目的の施設以外での飲食は原則として禁じられ、利用者名簿は、代表者1人だけではなく、すべての利用者に記入が義務付けられます。
これに違反した場合、店主には300万ウォン、利用者には10万ウォンの過料が科せられます。
また最近クラスター集団感染の発生が相次いでいる遊興施設に対して、5日から2週間、集中的な取り締まりが行われます。
政府は、「社会的距離の確保」措置や5人以上の私的な集まりの禁止など現行の感染対策について、来週12日以降、緩和するか、または強化するかを今月9日に発表する予定です。